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教えてくれなかったり、「わからない」としか返ってこなかったりで・・・。
親として、または学校に行かない子どもと関わる身として、なんで学校に行かない（行きたくない）のか、理由を聞きたくなる気もちもわかりますが、そこはぐっと、とどまってほしいと思います。
というのは、本人だって理由がわかっていないからです。
なんとなく、学校が肌に合わない。でも、なんで合わないのか、わからない。だから答えが教えられない、わからない、なんです。
本人だってわからないのに、理由を教えろって言われたって、困っちゃいますよね。
また、もし、本人なりに理由がわかっていたとしても、言ってくれない、なんてこともあります。そんなときも、聞きたい気もちをぐっと押さえてください。
子どもはそれを言うことで、そのつらかった気もちを思い出してしまうことがあるから。でも、言うように言われたら言わなきゃ失礼だし、でも思い出すだけで気分は悪くなるし・・・。
子どもの中には、こんな葛藤があることもあります。
今は言いたくないんだ。そう受け止めておいて、「言わなくてもいいよ」って、心の底から言うことができたら、子どもも楽かな、って思います。
いつか子どもが理由を話してくれるとき。そのときには、子ども自身の中でも整理がつき、自分なりに理由を見つけたとき、だと思います。その理由を話してくれたときは、「話してくれてありがとう、そういう理由があったんだね」って受け止める大人でいたい、って思います。
余談ですが、私の場合、学校に行かない（行けない）途中で理由が変わっています。行っていない最中と今では、理由が異なります。毎度理由を話してはくれるんだけど、毎回毎回理由がちがって混乱する、という方もみえるかもしれませんが、そのときそのときで整理のされ方がちがうんだろう、と思っていただけるといいかな、と思います。
